もっちゃりマグネシウム

夏は好きだけど、日焼けは勘弁

スーパーのバイト先で雪国を感じる話

スーパーでバイトしている。

お惣菜を作るところで日々あげたりやいたりあらったりしてるのだが

いろいろ崩壊している。

 

まずいろいろ食べ物が届かない。

新人でなんでなのかさっぱりわからんのだが

あげたり焼いたりしたいはずの材料が来ない。

 

しかし包材は来る。

包材というのはお惣菜を入れるパックのことなんだけど

プラスチックの皿やらフタやらは大量に来る。

なんなら「作ってください」って書いてある指示書の倍くらい来る日がある。

 

外側だけ来ても中に入れるものがないんじゃーねー

とか言って

包材達はどんどん棚に乗せられていく、

 

棚に乗せるのは私の仕事である、新人だからね。

棚は一段では足りず上に上にどんどん膨れ上がって山積みにされていき

やがてタワーは崩壊、私の腰も死ぬ。

 

 

 

包材を積み上げているとき

 

 

私は、ずっと雪国のことを考えている。

 

 

雪は適量が降れば溶けて何事もなく済むのに

どっかんと降ると屋根が壊れ雪かきで人は屋根から落ち、思わぬ事故が起きる。

包材も同じである。

適量が運ばれてくれば、何事もなく惣菜を入れて売るだけなのに

どっかんと納品されると包材は倒れ私の腰が死ぬ。

 

 

ここは、雪国。

 

 

問題はこっちの雪国には春がなさそうなことである。

 

 

 

カントリーマームの

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